社会に出て四捨五入で10年、ふとした時に「これって自分がやりたいから、じゃなく、周りからどう思われるかで決めているよな」と思うことが増えました。社会で過ごす期間が増えるにつれて、自分の声が聞こえなくなっていく不思議。
人生の幸せを決められるのは、他の誰でもない自分だけです。例えば、あなたがフリーランスになって自分の時間を自由に使えることに幸せを感じるタイプだとする。だけど、周囲にいる人たちは大企業に勤めていてその中で出世することが幸せ。これって全く逆の価値観だし、どちらが正しいとかないんです。でも、どうしても周りの大多数の声が大きくなって、気付くと自分の中に聞こえる声が他人の声になっている。これって、日本でよく起きている同調圧力と同じこと。
人って、声の大きい人や声の多い方向に流されてそれを自分の意見だと勘違いしてしまいがちなのですが、本当に自分の選択や人生に満足するためには自分の声を聞くことが大切だと、最近つくづく思います。
最近読んだ中で、久しぶりにはっとさせられた本。
人間に与えられた時間は4,000週間。人生の時間は有限であるという事実を受け入れることで、初めて自分の声を聞き本当にやりたいことに集中することができる。
やるべきことはいつだって多すぎるし、これから先もそれはきっと変わらない。そのなかで心の自由を得るための唯一の道は、「全部できる」という幻想を手放して、ひと握りの重要なことだけに集中することだ。
限りある人生を生きるということはーそれがどんなに最高の人生であってもー絶え間なく可能性に別れを告げる過程なのだ。
限りある時間の使い方 オリバー・バークマン著
限られた人生の時間、自分が幸せだと感じることをするべきです。そして、自分がどんな時に幸せだと感じるのかをきちんと理解できるようになること。
人の意見を生きるな。